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コメント

※敬称略/順不同

漫画家

碧也ぴんく

「虚(八犬伝)」の世界を生み育て、28年もの時をかけて完結させた、馬琴の「実」の物語。
目が見えなくなっても書き続ける、字を教えながら、覚えながら書き続けるって、途轍もないパワーですよね。
描き切って旅立つ彼の方(かのかた)を包むのはこんな光でありますように…と、私も何度も夢見た結びの情景に、涙が止まりませんでした。

作家

荒俣 宏

江戸文化の最後の華というべき天才奇人たち、それも北斎や南北が同時代に生きて張り合う中で生まれた一大奇談なのだから、ワビサビや風流といった平凡な感性では映画にできない。江戸美意識の極致といえる「風狂」で対抗するほかはないのだろう。
おかげで、どこか陰影のある令和の世話物狂言を堪能できた。

絵描き

石黒亜矢子

私は、すごく面白かった。物語とそれを生み出す者の掛け合い。ワクワクしたり胸が詰まったりでグイグイと惹き込まれ、最後の場面で号泣。久方ぶりに良い日本映画を観た充実感を得た。ありがとうございます。

モノ・マガジン 編集人

今井 今朝春

21世紀の映画『八犬伝』。 「虚」と「実」を押し出した世界線が、効果的に入り組んで、反射し合って、楽しめる作品になっていると感じました。「実」の内情が太ければ太いほど、映し出される「虚」が信じられる確かなものになる。
「虚」と「実」のカラクリ具合と、ふたつの力のバランスが、時にスリリングで、居ても立ってもいられない気分にさせてくれる瞬間があった。
物語を伝える醍醐味とは、この部分にあるに違いないと再確認しました。だからこそ、馬琴が生み出した『八犬伝』が21世紀の今、エンターテインメントとなって、楽しめるのだと思います。

映画監督

ヴィム・ヴェンダース

役所広司は、19世紀の伝説の戯作者・馬琴として、またもや最高の演技でもてなしてくれる。
そして彼の演じる馬琴の人生は、『八犬伝』という幻想的で壮大な物語と同じくらいスリリングだ。

土屋ホームスキー部選手兼監督 ソチオリンピック銀・銅メダリスト

葛西紀明

数々の逆境の中でも諦めずに八犬伝を描き続ける滝沢馬琴先生の姿から諦めない強い気持ちと信念を感じられました。
僕も今、目標に向かって挑戦し続けている中で継続することの大切さというものを改めて感じられ、エネルギーをもらいました。
また作中で「八犬伝の存在に支えられている」という方を見て、僕もスキージャンプを通じて皆さんに元気をお届けできる様、頑張っていこうと強く思えるような作品でした。

歴史人 編集長

後藤隆之

きっと誰にでも一生に一度やらなければいけない使命があるのだと、改めて教えられた気がします。こんなにも熱意を持って取り組めるものがあった馬琴が心から羨ましい。きっと、忙しい日常のなかで忘れていたものを思い出せる作品です。令和に蘇った、真・八犬伝に拍手。

タレント

高山一実

八犬伝、とっても面白かったです!!
私は八犬伝ゆかりの地安房の出身で、地元のお祭りの名前は伏姫祭りだったり、通学路に八房伝説の地と書かれた看板があったりと、昔から馴染みがあったのですが…
これまで全く知らなかった「馬琴がどんな想いで八犬伝と向き合っていたのか」をこの作品で知ることができて嬉しかったです。虚と実、2つの世界を交錯する映画は2倍楽しい!あっという間の149分でした。

お笑い芸人

ザ・パンチ

映画を見終わった後にはっきりと思い出せるシーンがあるととても楽しいと思うのですが、今回の八犬伝はラストシーンがまさにそれでした。馬琴の表情がたまらなく良かったです。そこまでの全部がフリだったかのような最高の表情。
馬琴と北斎のかけあいに漫才みたいな面白さもあってそこに割って入ってくるお百の強キャラはつい声を出して笑いました。
いくつになっても創作を続ける凄みに元気いただきました。(パンチ浜崎)

八犬伝ってなんか昔の話なんだよね?なんか漫画とかゲームとかにもなっていたっけ?名刀 村雨のやつだっけ?
こんなイメージで見始めたもんだから、大いに裏切られました。
実と虚で、勧善懲悪で葛藤するのはちょっと刺さりすぎてしまいます。(ノーパンチ松尾)

ダ・ヴィンチ 編集長

似田貝大介

江戸期のベストセラー作家・滝沢馬琴が著した傑作であり、
山田風太郎が再構築した“虚”と“実”の世界であり、
幻想的な物語をダイナミックに再現した執念の映画だ。
まったく新しい「八犬伝」が現代に顕現する!

漫画家

原 哲夫

『八犬伝』の挿絵を葛飾北斎が描いてたというのは知らなかったので、原作の滝沢馬琴と挿絵の北斎の関係が、漫画原作者と漫画家の関係みたいに描かれていて、観てて、あるあるな感じもよかったし、役所広司さんが好きだったので、やはり滝沢馬琴を見事に演出して味付けがグッとくる見応えの演技でした☆
滝沢馬琴の人生を全てかけての創作やその生き様など、僕の仕事にもリンクする感覚がジンときました☆

青山学院大学 陸上競技部 監督

原 晋

馬琴の生きる現実世界と八犬伝というフィクション世界が相互に作用しあっている様がよく表されている。本気で向き合って創り上げたものは人の心を動かすのだと強く感じた。また、馬琴と北斎の掛け合いも非常に面白い。

パリオリンピック卓球女子団体 銀メダリスト

平野美宇

映像が美しくて、すぐに映画の世界に引き込まれてしまいました。
いくつものストーリーが同時進行していて、どうなるのかハラハラドキドキして感動の結末でした。
父と子、母と子、剣士たちの友情、滝沢馬琴の鬼気迫る創作への執念。
いろいろなテーマが散りばめられていて、見どころが盛りだくさんだったので、もう一度観たいです!

東京オリンピック卓球混合ダブルス 金メダリスト

水谷 隼

「八犬伝」の物語が完成するまでの滝沢真琴の28年間の苦悩から、大きなことを達成するには、自分一人の力だけでは難しいという思いが感じられる映画でした。また、八犬士のように仲間のために自己を犠牲にして戦う姿勢や、葛飾北斎と滝沢馬琴のように互いに高め合う友情には、アスリートの競技生活でも経験するライバルへの想いと共通するものがあり、胸が熱くなりました。

映画監督『ゴジラ-1.0』

山崎 貴

この『八犬伝』は馬琴の物語という切り口が、今この時代に観るべき作品に思えました。「虚」と「実」の2つ世界が観れる、映画的にエンタメでゴージャスなんだけど、 ボクらものを作る者たちにとって、問いかけられ自問自答できる作品に仕上がっていて、非常に気持ちが良かったです。

タレント/Hi Inc.CEO/マーケティングディレクター/東京服飾専門学校講師

HIROMI

素晴らしいキャスト陣、虚と実が交差するストーリー展開も見どころですが、特に心に響いたのは、馬琴と北斎の人生がたった一つのシーンで見事に描かれていた点です。 彼らの虚実入り交じる激動の人生には、令和を生きる私たちにも通じる部分がありました。 そして、 虚構の中でこそ最後には正義が勝たなければ、やりきれないではないか—— そんな深いセリフに共感し、心を揺さぶられました。 さらに、あの愛らしいおじさま2人のやり取りは、何とも言えない安心感をもたらしてくれました。 彼らの関係性がとても画になりますね^_^

熱波士

井上勝正

その苦しみが その哀しみが その生き様が、不屈の魂が 虚構の世界に生命を吹き込む それが『八犬伝』!映画館へいざ、参らん!

東大卒クイズ王

伊沢拓司

八犬伝を知っている人も、知らない人も、誰もが楽しめる超絶アクション。 それでいて、理不尽に苛まれた中で「信念」をどう貫くかというメッセージが響く。
時に頑固に時に弱々しく馬琴を演じる役所広司さんの演技に痺れました。
今自分の中に悩みを抱えている人や、ものづくり、創作をしている人は特に刺さると思う。 虚と実が見事に混ざり合う独特な構成だからこそ、 楽しみつつ、自分の人生に跳ね返ってくる最高のエンターテイメント!