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【イベントレポート】映画『八犬伝』10/24(木)公開前日先行上映イベント

いよいよ明日25日(金)より公開を迎える映画『八犬伝』。公開前日となる本日、TOHOシネマズ日比谷にて先行上映イベントを実施しました!イベントには、主人公・滝沢馬琴役の役所広司と馬琴の息子・宗伯役の磯村勇斗、そして応援ゲストに金メダリスト柔道家・阿部一二三選手が登壇しました。

まず登場したのは役所と磯村。二人は、【実】パートに親子役で共演。役所は磯村について「素晴らしい俳優さんだと思っていたので、今回初共演が出来て磯村さんという俳優さんの魅力を感じることが出来ました」と絶賛し、磯村も「役所さんが父親役ということで、共演できることを楽しみにしていましたし、憧れもあったので現場では緊張して臨んでいました。贅沢で貴重な時間を過ごさせていただきました」と喜びを語りました。

イベントでは、磯村とお客さんから募集した役所への”8の質問”をするコーナーを実施!磯村から「達成したいことはありますか?」との質問を受けた役所は、「馬琴が28 年も『八犬伝』を書き続けたように、俳優という仕事をやり続けていて、これにも限りはあるだろうけれど、馬琴のように諦めずに、最後までセリフが覚えられなくなるまで頑張ってみたい」と生涯現役宣言!これに磯村は「素敵…。僕ら役者の仕事にはゴールがないですよね」と共感し、役所から「満足することはないので、次やるとひょっとしたら上手くいくかもしれない…が続いている気がする」との金言を引き出すと、磯村は「僕も同じく思います。役所さんの横で直接質問が出来るなんて贅沢!」と貴重な質問コーナーに痺れた様子でした。

さらに、磯村から「役者を長く続けるうえで大切にしてきた事」と聞かれた役所は、「俳優も社会人なので、俳優だから許されるという事はないです。社会人として挨拶が出来る事、遅刻をしない事、人間関係を大事にしていくことが一番大事な事」と語り、これを聞いた磯村は「お芝居云々よりも、まずは人としてのパーソナルな部分が大事だなと思うし、長くやられる方は皆さん腰が低くて柔らかい。ご挨拶もきちんとされている姿を見ると、自分もまずはそこを大事にしなければと思います」と話しました。

また、イベントには本作の応援ゲストとして、グランドスラム12 大会、世界選手権4 大会制覇、東京&パリオリンピック金メダリストの柔道家・阿部一二三選手が登場!宗伯を演じるにあたり減量をした磯村は、舞台袖で阿部氏と減量トークで盛り上がったエピソードを明かし、「アスリートの方の減量は凄い!お会いできて嬉しかった」と伝えると、阿部氏も「宗伯の痩せ方が病的な感じで頬もこけて目が出てきて。磯村さんは相当大変な減量をしていると思いながら見ていました」とアスリートならではの視点で共感した様子。磯村から「減量中は何をモチベーションに?」と問われると「減量することによって自分の鋭さや気持ちも高まる。試合でどれだけ最高なパフォーマンスが出せるのかだけを考えている」と答えました。

また阿部氏は、役所演じる滝沢馬琴の姿に影響を受けたそうで、「満足いくものを作り上げる部分では妥協をしてはいけないと、馬琴さんの姿を見て改めて思った。自分自身も今後試合に向けて最高の阿部一二三を作りたいと思いました」と宣言!

最後に主演の役所は、「おかげさまで明日公開初日を迎えることが出来ます」と挨拶しながら、客席で鑑賞していた曽利文彦監督を紹介。「沢山の皆さんに見ていただけたら嬉しいです。皆さんの一言一言が映画の広がりに影響しますので、是非ともこの映画『八犬伝』を応援してください」と、座長として観客に呼び掛けました。